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何とかしなきゃしょうがないでしょ!?(3日目)
2007.08月.22.16:16 

第三日目

それでも納まり具合の確認と浴槽全体の仕上がりにOKを頂いているので後は残りの作業を完了するだけです。
根太は4本、全部20mmずつ丸鋸で落とせば理論的には高さOKのはずですが、再度置いたときにガタが出ました。

何で??どこ??

原因は根太を置きなおした時に一番手前の根太が少し内側に入り、排水金具に接触したことによるものでした。

うーんっ、またこの重い浴槽を吊り上げます。
この上げ下げもチェーンブロックを使っているので力こそ使いませんが2本のチェーンを同じスピードで巻き上げ、上げた後は下に安全確保のための台を敷き、仮置きしてからやっと下にもぐるといった具合に決して簡単な作業ではありません。
根太の再調整をして浴槽をまたもとの位置にゆっくりと置きます。今度はぴったり、ガタツキなく設置することが出来ました。



後は穴あけと矢倉の撤収と循環パイプ用の穴あけです。
矢倉を片づけたらもう動かすことは出来ません。

「もう位置を変更しろといっても受け付けないよ!」と独り言。

次に、前もって測っておいた位置に穴を開けます。
今回は内側からソケットを差し込んでパイプに接合するためソケットの径で穴を開けました。
それでも若干のズレはでるもの。ノミで微調整して穴あけ終了。
浴槽とソケットの隙間の止水は設備屋さんのお仕事。
うまく止めてくださいね。


こうしてお昼ご飯を食べて、後片づけをして、事務所に終了報告したのは、午後3時頃でした。
結果的には予定の3日で済ませましたが、これは和田さんの奮闘によるところが大きく、知らない職人さんだったら・・・簡単に延長コースでした。
和田さん親子に感謝、感謝です。ありがとうございました。


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何とかしなきゃしょうがないでしょ!?(2日目)
2007.08月.21.15:54 

第ニ日目

まだまだお風呂の形は現れてはきません

まずは長手と妻手を合わせます、とはいっても一筋縄ではいきません。昨日うまくはまったホゾが今朝ははまりません。だからといって単純に削ればよいというものではないのです。
ホゾは穴とほぼ同じ大きさにし、物理的に入らないものを「木を殺して(ホゾ部分を何度もゲンノウで叩き収縮させる)」入れます。この状態で水を含めばホゾは膨らみ2度とはずすことは不可能となります。
小さなお風呂でしたら底板はひっくり返して上からビスで留めますが、大きな浴槽の場合は下からステンレスのコーチボルトで留めていきます。


昼前にちょっとしたアクシデントがありました。浴槽から底裏へ降りようとした和田の親父様が目測を誤って、左腕に思わぬ過重負担を掛けてしまいました。
「平気ですよ!」とは言っていましたが、私が見たところ、腕は見る見る内に紫になっていき、しきりに手のひらをグーパー、グーパーさせています。これは大変なことになったと思いました。
中断かとも思いましたが、幸いなことに親父様のいうとおり皮膚内が少し内出血したものでした。現場には恐ろしい危険が潜んでいます。夢中になるととんでもない想定外なことが起こります。
9階からの転落だってありえます。そんなこと考えたら真っ青です。


それでも何とか昼前には側を絡め底板との接合を終えることができ、昼からは設置の準備です。
大きなお風呂の場合は人力で動かすことは到底できません。仮の矢倉を組んでチェーンブロックで吊り、前もって作ってもらっていたモルタルの団子の上に予め排水栓への水勾配を計算した根太を置き固定します。浴槽を支えている台をはずしたら静かに下ろします。
一発でガタツキなく上端が水平に決まることはなかなか無いのですが今回はうまくいきました。
ラッキー、早く終わるかな?

次に裏側の循環用パイプと接合するための穴あけをしなければなりません。穴を開けてしまったらもう浴槽は動かせませんので監督さんに位置のチェックをしてもらいます。
ここでまた修正が・・・。
位置はOKだけど予定より総高さが20mm高いとのこと。何だよ、最初の打合せではタイルの仕上げ面で調節するとのことではなかったか?でもどうしても20mmは勘弁ならぬとのこと。この時点で穴あけは中止。明日は足の高さ調節からはじめなければいけません。


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何とかしなきゃしょうがないでしょ!?(1日目)
2007.08月.20.14:07 

第一日目

われわれの様に特殊な作業を伴う工事はぎりぎりの見積、工期は厳禁です。今日つくづくそれを感じました。
3日間の工期で何とか納まるだろうと思っていた現場(静岡県)に朝5時出発で向かいました。
到着早々現場監督さんからの指示は「浴槽の妻手が変更になったから!図面のサイズでは入らなくなっちゃったから15cm程度詰めて下さい!」というものでした。
これは大問題です。
確かに現場で組立て、設置するという約束ですが、浴槽自体の寸法が変わるというのは話が違い過ぎます。なぜなら浴槽の妻手と長手はホゾで組み合わさっているからで、特に今回のような大きなお風呂の場合は水圧も大きくなるため小さなお風呂よりもそれは複雑です。
私はお断りしようかと喉まで出掛かりましたが、しかしそこで職人和田さんのお言葉、「何とかしなきゃしょうがないでしょ!」…
神様のようなお言葉です。


そうは言っても、これから既存のホゾを含む妻手の一方を切ってまた新たにホゾをつけるという気の遠くなるような作業を現場の制約された時間の中で行わなければなりません。時間のロス覚悟で仕事を始めます。現場は新築ホテルの9階、今日ちょうど足場が外れたということで防護柵がありませんでした。うっかりするととんでもないことに。(お昼から慌てて監督さんサイドで簡易の手すりをつけてくれました。)



今回のお風呂はとても大きいので最初底板を決めてから長手、妻手が絡み合った側板を合わせます。底板をあわせている間に和田さんは妻手の再加工を行います。
想定外のことですので道具は揃っていません。丸鋸とノミだけで工場で加工したとおりに刻んでいきます。私から見れば神業ですね。
それでもお昼から半日かかってしまいました。何とか新しく切ったホゾを仮組だけして1日目を終了。


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