青いコンテナ

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人と人とをつなぐ多目的交流スペース

都市再生プロジェクトの目的は、港のエリアに元気を取り戻して、この部分の利用者を増やすことです。
そのために、新しいユーザーのためのサービスを整える必要があります。


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写真のトイレは、実際にこのエリア内にある公衆トイレです。
このトイレをぱっと見た感じ、古くさい、小汚い、というイメージがありますが、実にシンプルで機能的なデザインです。
新しいユーザーのためのサービスのひとつとして、この公衆トイレの建物をそのまま残し、新たに機能を付加することで、多目的スペースとして提案します。


今あるものを再利用する。
そこで目をつけたものがコンテナです。
コンテナは、神戸ビエンナーレのアートコンテナや、ノマディック美術館などのクリエイターのインスタレーションとしても使用されているアイテムです。
コンテナには、港というこのエリアの歴史を思い立たせる、国際的な文化交流のシンボルでもあります。


コンテナは、既設の建物の上に組まれた鉄骨のフレームの上に乗せられていて、階段でアクセスすることができます。
既設の公衆トイレと、コンテナを組み合わせて新たなスペースをつくりだし、小さなコミュニティセンターのように、観光案内や、展示スペース、休憩場所として地域サービスの拠点とします。


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